最終更新日 2024年11月18日 by agimem
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USCPAの資格者は幅広い勤務場所で働ける
最近よく話題になっている資格にUSCPAという米国公認会計士の資格があります。
この資格はU.S.Certified Public Accountantと言われるアメリカの資格で、この資格があると監査法人をはじめ、会社の経理や内部監査部非常に幅広い分野で働くことができます。
この点は日本の公認会計士と異なっていると考えられており、日本の公認会計士がほとんどが監査法人という会社で働くことになっていますが、USCPAの資格者は監査法人で勤務するよりも、幅広い勤務場所で働いています。
米国公認会計士協会はカナダやオーストラリア、香港やメキシコなどの国と国際相互承認協定を締結していますので、これらの国々で公認会計士と同じように業務を行うことが可能になっています。
この点は日本の公認会計士制度と違っている点でもありますので、他の国でも働けるということは大きなメリットです。
どの州でライセンス登録を行いたいのか留意しておく
米国公認会計士資格を受験するという場合、アメリカでは各州ごとで資格登録の際に必要とされる学歴要件や実務経験要件などが異なっています。
受験するに当たっては、どの州でライセンス登録を行いたいのかという点に留意しておくと言うことポイントです。
基本的にこの資格の難易度については日本の弁護士試験よりも取得しやすいと言われています。
そのため、チャレンジしてみるという場合にはその価値はあるといえます。
というのも、この資格があると大手監査法人などに転職したいという場合に有利にすることができるチケットになると言われているのです。
USCPAの資格を取得すると転職などでメリットが得られるのです。
USCPAの資格を取得するのにどれぐらいの費用がかかるのか?
しかし、この資格を取得するという場合には費用もかかりますが、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
目安として挙げられるのが専門スクールの受講料や会計・ビジネス単位取得料、学歴審査と受験料、そしてInternational Feeなどがあり、合計60万円位は見ておく必要があると言えます。
USCPAの資格は独学で勉強するよりも、受験専門予備校のコースを受講して勉強するという方法の方が時間的にも効率的でしょう。
受講料がリーズナブルで、自宅でも学習が可能なe-ラーニングコースの場合、通学吸う必要がありませんので交通費は無料です。
講義を聞いて学習を進めることができるのでより短期間に出やすいポイントを中心に学ぶことができます。
学費は自宅で学ぶこうしたスタイルの場合、20万円くらいと言われています。
そのため、最初にまとまった金額が必要になるということになります。
どの州でも大学で一定の会計やビジネスの単位を取得していることが条件
また、会計・ビジネス単位取得料も必要で、USCPAの資格ではどの州で出願を行いたいかということで受験資格も違います。
しかし、どの州でも大学で一定の会計やビジネスの単位を取得していることが条件とされています。
経済学部だったという場合には受験資格に必要単位数も取得していることが多いといえますが、そうでないケースだと追加で単位習得が必要になります。
その費用が必要で、単位を追加取得した人によるとおおよそ10万円ほどかかったとのことでした。
さらに、学歴審査も必要です。
こうして取得した単位で資格を満たしていることを証明するために必要なのがこの費用で、専門機関で審査を行ってもらい、審査証明書を取得します。
その費用が3万円くらいでした。
そして、USCPAを受験する時の受験料です。
4つの科目の受験が必要とされるこの試験では、各科目の受験料は2万円くらいです。
そのため、全て合格しても8万円くらいはかかります。
しかし、不合格であった場合、その科目を再受験できますので、そのたびに受験料が必要です。
出願時にApplication Feeを支払う必要がある
この受験料と併せて、出願時にApplication Feeを支払う必要があります。
これは科目数とは関係なく必要になっており、1回受験すると3万円ほどかかります。
しかし、一度に4科目を受験するのは大変であるため、4回に分けると12万円ほどかかります。
この費用はこの試験を日本国内の会場で受験する場合にかかります。
日本で受験できるようになったことでかかるようになった費用と言えますが、航空券代を支払ってアメリカまで受験に行くことを考えると確かに易いといえるでしょう。
そのため、これらを合計すると60万円くらいになるということなのです。
さらに、学習をする際の参考書代なども入れるとそれよりも多くかかると言えます。
そのため、この資格を得るためにはある程度の費用を考えておく必要があり、受験にかかる費用なども用意しておきます。
しかし、このアメリカの会計士の資格を持っていることで、大手の企業に就職をするためのチケットを手に入れることができると言われ、現在は売り手市場だと言われていますので、資格を保有しておくと言うことは転職を考える際等に有利になるということもあり、取得を目指して学習を進めている人も多くなっています。
そのことがこの資格が注目される理由の一つになっています。